環境要因

記事数:(1)

その他

内因性パラメータ:遺伝と環境の相互作用

生まれ持った体質や素質といったものを、内因性パラメータと呼びます。これは、主に遺伝情報によって決まる、生き物の特徴です。たとえば、瞳の色や身長、特定の病気にかかりやすい体質なども、この内因性パラメータによって左右されます。これらの情報は、親から子へと遺伝子を通して受け継がれていくものです。遺伝情報の中には、様々な設計図が詰め込まれています。これらの設計図に基づいて、私たちの体は形作られ、様々な機能を果たします。たとえば、瞳の色を決める遺伝情報があれば、その情報に基づいて、メラニン色素の量が決まり、瞳の色が青色になったり、茶色になったりします。また、身長に関わる遺伝情報も複数存在します。これらの遺伝情報は、骨の成長やホルモンの分泌に影響を与え、最終的に身長を決定づけます。さらに、ある特定の病気にかかりやすい、あるいはかかりにくいといった体質も、遺伝情報に左右される部分が大きいと考えられています。免疫システムの働きや、特定の物質に対する反応性なども、遺伝情報によって異なるためです。しかし、内因性パラメータは、遺伝情報だけで決まるわけではありません。母親のお腹の中にいるときや、生まれてから育つ環境も、内因性パラメータに影響を与えます。たとえば、母親が妊娠中に栄養不足だったり、強いストレスにさらされていたりすると、生まれてくる子どもの体質に影響が出ることがあります。また、生まれてからの食生活や運動習慣、生活環境なども、体質や成長に少なからず影響を及ぼします。つまり、内因性パラメータとは、遺伝と環境の複雑な相互作用によって形作られる、生き物固有の性質と言えるでしょう。遺伝情報が土台となり、環境要因がそれを形作る、いわば粘土細工のようなものと言えるかもしれません。