原子力発電 活断層と原発の安全性
活断層とは、過去に何度も地震を引き起こし、そしてこれからも地震を起こす可能性のある地盤のずれのことです。私たちの地球の表面は、プレートと呼ばれる巨大な岩盤で覆われています。これらのプレートは常にゆっくりとですが、動いています。まるで巨大な板がひしめき合っているような状態です。プレート同士がぶつかり合う場所では、とてつもない力が加わり、岩盤が破壊されてしまうことがあります。この岩盤の破壊によってできたずれが断層と呼ばれ、様々な種類があります。その中でも、比較的新しい時代に活動し、今後も活動する可能性のある断層のことを、特に活断層と呼びます。ここでいう新しい時代とは、地球の歴史から見ると、ごく最近のことです。具体的には、今から約百八十万年前から現在までの第四紀という時代を指す場合や、約十二~十三万年前以降を目安とする場合など、様々な考え方があります。いずれにせよ、私たち人類が地球上に現れてから活動した断層も含まれるため、私たちの生活に大きな影響を与えます。活断層は、地震の発生源となる場所です。活断層があると、そこを震源として地震が起こりやすくなります。活断層の場所や長さ、ずれの量などを調べることで、将来起こる地震の規模や発生間隔などを推定することができます。そのため、活断層の位置を把握することは、地震への備えを万全にする上で非常に重要です。活断層の調査と評価は、地震から私たちの命と暮らしを守る上で欠かせないのです。建物を建てる際などには、活断層の位置を避けるなどの対策が重要になります。
