ネット電気出力

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発電所の出力:グロスとネット

発電所は、私たちの生活に欠かせない電気を生み出す重要な施設です。発電所では巨大な発電機を回し、莫大な量の電気を作り出しています。この、発電機が実際に生み出した電力の総量を「総電気出力」もしくは「グロス電気出力」と呼びます。これは、発電所の本来の能力を示す重要な指標と言えるでしょう。ところで、発電所で生み出された電気は、全てが私たちの家庭や工場に送られるわけではありません。実は、発電所自身も電気を必要としています。発電機を動かすための補助装置や、発電所の制御システム、照明など、様々な設備に電気が使われているのです。この、発電所内で消費される電気を「所内電力」と呼びます。発電所で作られた電気のうち、所内電力として消費される分を差し引いた電力量が、実際に電力網に送り出され、家庭や工場で使われます。この、実際に利用可能な電力のことを「純電気出力」もしくは「ネット電気出力」と言います。つまり、総電気出力から所内電力を引いた電力量が、ネット電気出力となるわけです。総電気出力とネット電気出力の違いを理解することは、発電所の効率や運用状況を把握する上で非常に重要です。総電気出力が大きくても、所内電力の割合が高いと、実際に利用できるネット電気出力は小さくなってしまいます。そのため、発電所では、所内電力をできるだけ抑え、効率的な運用を心がけています。発電所の技術革新は、より多くの電力をより少ない所内電力で生み出すことを目指し、日々進歩を続けているのです。
原子力発電

送電端電力とは?

発電所では、電気というエネルギーを生成していますが、その全てが私たちの家庭や工場などに送られているわけではありません。発電所自身も、様々な機器を動かすために電気を必要としています。発電所で作られた電気は、まず発電所自身で消費されます。これが所内電力と呼ばれるものです。発電所内には、タービンを回転させるためのポンプや、発電所の運転状況を監視し制御するためのシステム、そして構内を照らす照明など、様々な機器が存在します。これらの機器を動かすためには、少なからず電気が必要となるのです。発電機が実際に発電している電力の総量を総発電電力と言い、グロス電力出力とも呼ばれます。これは、発電所が持っている発電能力を最大限に発揮した場合にどれだけの電力を生み出せるかを示す指標とも言えます。このグロス電力出力には、発電所内で消費される所内電力も含まれています。私たちが家庭などで利用する電気は、このグロス電力出力から所内電力を差し引いた電力です。これをネット電力出力、あるいは送電端電力と呼びます。つまり、実際に電力網を通じて送電され、家庭や工場などに供給される電力の量を示しているのです。発電所の効率を考える際には、このネット電力出力が重要な指標となります。グロス電力出力が大きくても、所内電力の消費量が多いと、最終的に送電されるネット電力出力は小さくなってしまうからです。 発電所の設計や運用では、所内電力の消費量を最小限に抑え、ネット電力出力を最大化する工夫が凝らされています。 そのため、新しい技術の導入や設備の改良などが常に行われているのです。