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原子力発電

放射線被ばくを最小限にする考え方

私たちは、普段の生活の中で、気づかないうちに様々なものから放射線を浴びています。これを被ばくといいます。放射線は、自然界の土や石、宇宙からも出ていますし、人が作ったレントゲン装置や原子力発電所からも出ています。さらには、私たちが普段食べている食品や暮らしている家からも、ごくわずかな放射線が出ています。被ばくには、大きく分けて二つの種類があります。体外被ばくと体内被ばくです。体外被ばくとは、体の外にある放射線源から放射線を浴びることを指します。病院でレントゲン写真を撮ったり、空港で手荷物検査を受けたりする際に浴びる放射線が、この体外被ばくに当たります。これらの検査で使われる放射線の量はごくわずかで、健康への影響はほとんど心配ありません。一方、体内被ばくとは、放射性物質を呼吸や飲食によって体の中に取り込んでしまうことを指します。例えば、放射性物質で汚染された食べ物を口にしたり、汚染された空気を吸い込んだりすることで、体内に放射性物質が入り込み、そこから放射線を浴び続けることになります。体内被ばくの場合、放射性物質の種類や量、体内に留まる時間によって、被ばくの程度が大きく変わってきます。普段私たちが浴びている自然放射線や、医療で使われる少量の放射線による被ばくは、健康への影響はほとんどないと考えられています。しかし、大量の放射線を短時間に浴びてしまうと、細胞や遺伝子に傷がつき、体に様々な影響が現れる可能性があります。ですから、放射線被ばくは、できる限り少なくすることが大切です。原子力発電所などの施設では、作業員の被ばく量を管理したり、周辺環境への放射線の放出を厳しく制限したりするなど、様々な対策が取られています。