その他 夏の電力需要のピークと地球環境
私たちの暮らしに欠かせない電気は、使う量が季節によって大きく変わります。特に夏の7月から9月にかけては、電力を使う量が一年で一番多くなります。気温が最も高くなる午後2時〜3時頃には、電力需要はピークを迎えます。この時期は、工場などが活発に動いていることに加え、家庭やオフィスなどでもエアコンを多く使うことが、電力需要の増加につながります。この時間帯の電力のことを年間の最大電力と呼びます。電力会社は、この最大電力需要に備えて、電気を安定して供給するために発電所の設備を整えなければなりません。つまり、一年の中でもごく限られた時間帯の電力需要を満たすためだけに、大きな設備投資が必要となるのです。もし、最大電力需要に合わせて発電所の設備を増やし続けると、使われない時間が長くなってしまい、資源の無駄遣いになってしまいます。また、発電所を新しく建設するには、広い土地も必要です。さらに、発電には多くの燃料を使うため、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量も増えてしまいます。このような背景から、電力会社は、最大電力需要を少しでも減らすための取り組みを積極的に行っています。具体的には、電気を使う量が少ない時間帯に電気料金を安くしたり、節電を呼びかけるキャンペーンを実施したりしています。私たち一人ひとりが節電を心がけることで、電力需要のピークを抑制し、地球環境の保護にも貢献できるのです。
