ベース電源

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原子力発電

電力調整と地球環境の調和

私たちの暮らしに欠かせない電気は、常に同じ量が使われているわけではありません。一日を通して、あるいは季節によって、電気の使われ方には大きな変化があり、その差は倍以上になることもあります。この電気の使われ方の変化を電力需要の変動と呼びます。電力需要の変動には、様々な要因が影響しています。最も大きな要因の一つが時間帯です。一日のうちで、電気の使用量が最も多くなる時間帯をピーク時と呼びます。日本では、夏の暑い日中にエアコンの使用が集中するため、ピーク時は昼間に発生しやすいです。朝晩はエアコンの使用が減るため、電気の使用量はピーク時と比べて少なくなります。夜間はさらに需要が低下し、一日の中で最も電気の使用量が少ない時間帯となります。季節によっても電力需要は大きく変動します。日本では夏はエアコンの使用増加によって電力需要がピークを迎えますが、冬は暖房器具の使用が増えるため、夏に次いで電力需要が高くなります。春と秋は比較的温暖な気候であるため、冷暖房の使用が少なく、電力需要は一年を通して最も低い時期となります。このような電力需要の変動は、電気を安定供給するために重要な課題です。発電所は、刻一刻と変化する電力需要に合わせて発電量を調整する必要があります。ピーク時に対応するために発電所を増設すると、需要の少ない時期には設備が余剰となり、非効率な運用につながる可能性があります。そのため、電力会社は、ピーク時の電力需要を抑制するための様々な取り組みを行っています。例えば、電気料金体系を見直してピーク時の電気料金を高く設定したり、需要の少ない夜間に電気を貯めてピーク時に使用する蓄電池の導入を促進したりすることで、電力需要の変動を緩やかにし、安定した電力供給を実現しようと努めているのです。