フィルタスラッジ

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原子力発電

フィルタスラッジ:電力と環境への影響

あらゆる液体から不要なものを取り除く作業、ろ過。この作業で必ず発生するのが、濃縮された泥状の物質、フィルタスラッジです。家庭にある浄水器から、大規模な工場の排水処理、発電所まで、ろ過を行う場所では必ずと言っていいほど発生する、普遍的な副産物と言えるでしょう。ろ過の仕組みは、液体に混じった固体の粒を、目の細かい網でふるいにかける作業に似ています。この網の目に様々な物質が次第に溜まっていき、スラッジとなります。家庭の浄水器で例えると、水道水の中に含まれる目に見えない程小さな砂や、水道管から出る錆びなどが主な成分です。ろ過には大きく分けて二つの方法があります。一つは、ろ過したい液体の中に、フィルターとなる物質を混ぜて行う方法です。この方法は、対象となる液体の種類や、どれくらいきれいにしたいかによって、混ぜる物質の種類を変えます。もう一つは、あらかじめフィルターとなる物質を用意し、そこへ液体を流し込んでろ過する方法です。こちらは、フィルターの素材や構造によって様々な種類があり、それぞれの目的に最適なものが選ばれます。いずれの方法でも、不要なものがフィルターに集まり、フィルタスラッジとなります。フィルタスラッジの成分は、ろ過する元の液体の種類や、ろ過の目的によって大きく変化します。家庭の浄水器とは異なり、工場の排水処理では、製品を作る過程で生じた様々な物質がスラッジに含まれる可能性があります。更に、発電所では特に注意が必要です。原子力発電所の場合、スラッジに放射性物質が含まれる場合があり、厳重な管理が必要となります。このように、フィルタスラッジは、発生源によって成分が大きく異なるため、適切な処理が必要不可欠です。