トーラス

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原子力発電

未来のエネルギー:トーラス型核融合

核融合とは、軽い原子核同士がくっついて、より重い原子核になる反応のことです。このくっつく過程で、莫大なエネルギーが放出されます。太陽や夜空に輝く星々はこの核融合反応で輝いており、まさに宇宙のエネルギー源と言えるでしょう。では、核融合はどのようにして起こるのでしょうか。原子核はプラスの電気を持っています。同じ電気を持つもの同士は反発し合うため、原子核同士を近づけるのは容易ではありません。そこで、原子核を構成するイオンと電子をバラバラにしたプラズマ状態を作り出します。プラズマ状態とは、固体、液体、気体に続く物質の第4の状態です。このプラズマ状態になった原子核を、超高温、超高密度の環境で閉じ込めることで、原子核同士が衝突し、融合するのです。融合に必要な温度は実に1億度以上、太陽の中心温度の何倍にもなります。核融合の燃料となるのは、重水素と三重水素です。重水素は海水から、三重水素はリチウムから取り出すことができます。海水は地球上に豊富に存在し、リチウムも地殻や海水中に広く分布しています。つまり、核融合の燃料となる資源は事実上無尽蔵と言えるのです。さらに、核融合反応では二酸化炭素は発生しません。地球温暖化が深刻化する現代において、環境への負荷が少ない未来のエネルギー源として、核融合には大きな期待が寄せられています。まさに、夢のエネルギーと言えるでしょう。